汚れをうまく落とすのに必要なのが界面活性剤です。
シャンプーの目的は毛髪・頭皮の汚れを取ることです。大きく分けて2種類あります。
スリング剤などの外部からの汚れ、汗・皮脂・フケなどの内部からの汚れがあります。
汚れは、水になじみにくい油の性質を持つものが多く、お湯で洗うだけでは落ちません。
そこで界面活性剤(洗浄成分)を使います。
汚れが落ちればいいわけではありません。間違えると、汚れと共に毛髪内部のたんぱく質も流れ出てシャンプー中の摩擦によりキューティクルが剥がれて髪が傷んでしまいます。
界面活性剤とは、親水基(水になじみやすい部分)親油基(油になじみやすい部分)を持ちます。
油分と水分を混ぜ合わせる乳化作用、油性の汚れを吸着して水と一緒に洗浄し流し浸透、分解します。
界面活性剤は、4種類に分けられます。そのうち2種類がシャンプー・ボディーソープで使用されます。
アニオン界面活性剤は、マイナスイオンで、泡立ちがよく洗浄力にすぐれてます。おもにシャンプー・ボディーソープで使用されます。
両性界面活性剤は、プラスマイナスイオン両方の性質を持っています。洗浄力はアニオン性界面活性剤に劣りますが、刺激が少なく髪肌にやさしいです。主にベビーシャンプーで使用しています。
後2種類は、トリートメント・乳液・クリームなどで使用しています。